いよいよ元号が来週の4月1日の午後に発表されます
30年ぶりのイベントになるので、国民は問わず関連する企業も気になるところでしょう。
元号にはルールがある
「国民の理想としてふさわしいよい意味を持つこと」
「漢字2文字であること」
「書きやすいこと」
「読みやすいこと」
「過去に用いられた元号ではないこと」
「俗用されているものではないこと」
「1文字15画まで」
その他にも不文律ではありますが
「頭文字が明治(M)、大正(T)、昭和(S)、平成(H)以外のアルファベットになること」
また人名や地名、商品名や企業名であってはなりません。
それこそ中国やベトナムの中華料理屋の屋号で使われていないかまで調べるようです。今の時代であればインターネットがあれば調べることができますが、30年前はどうやって確認していたのでしょうか。
当然ではありますが徹底ぶりがすごいですね。
それ相当の時間がかかるのも頷けます。
今回はボツ案も公開されませんので、一体どのようなプロセスで決定したのか謎に包まれそうです。
「昭和」以外にも候補があった
大正天皇が崩御した際、東京日日新聞(現在の毎日新聞)が『次の元号は光文』とスクープし、世紀の誤報となった『光文事件』がありました。
しかし、後に関係者から『実は光文に決まっていたが、情報が漏えいしたので昭和に急遽変更した』という証言が出ており、公式には最初から昭和に決まっていたと記録されています。
『昭』という漢字が元号で使われるにはあまりにも馴染みがないことらしいのですが、60年以上使われたのでみんなの中では印象深いものになっています。