3月は転職情報が溢れている
年度末になると転職の動きも活発になっていきます。転職サイトでは最も忙しいのは、 年度決算である3月です。
求人広告を出す会社も、決算前に予算を使い切りたい、などの理由から、3月(または9月)に求人広告にかけるお金を増やす傾向になります。
それだけ求人情報も集まりやすいので転職する方も増えてくると思います。
私はIT企業に所属していますが、昔ほど転職活動が活発ではありません。特に開発、制作の方は社風に合わなくすぐに辞めていく人は少なくなった印象です。
IT業界ではジョブホッパーと呼ばれる方々います。2,3年でキャリアを積んで会社を移って「経験」と「キャリア」を積んで年収をあげていきます。
最近は少なくなりましたが、敢えて上場前のベンチャー企業に転職してストックオプションをもらってから転職するという強者もいました
IT系の上場も少なくなったのもあるのかもしれませんが、敢えてベンチャー企業に行く人も少なくなったと思います。
転職候補先が思ったより成長していない
私も一年ほど前に最後の転職かという気持ちで、各転職エージェント会社に登録をしていました。
情報が共有されているのか、どのエージェントが持ってくるIT企業はほとんどです。
今思うと当時はイケイケだった企業で拡大募集していましたが、今年の業績を見ていると芳しくないものが多い印象です。
IT企業の難しいところですが、例えばゲームで急成長した会社は次の柱として新規事業を計画します。そして即戦力がある人材を多く募集します。しかしながら1年経っても軌道に乗らないのが大半です。
結果論ですが、焦って「新規事業だから」「事業部長だから」といって転職しなくてよかったと思います。
転職は余程の事情がなければしない方がいい
「年収をあげたい」「役職の肩書きが欲しい」という理由で転職は今の時代にはすでにオールドスタイルかもしれません。
「役職」が欲しいといっても、上場企業の役員とベンチャー企業では異なります。あくまでも名刺に記載されている話です。
「お金が欲しい」という理由は明確ですが、エージェントで告知する額面通りに、入社してからもらえないことも多々あります。
また年収が1,000万円であったとしても税金で多く取られます。細かい話になりますが課税所得で900万円を超えると一気に納税額が上がります。
サラリーマンで副業が最強の組み合わせ
政府が掲げる「働き方改革」により何が起こっているかというと「ホワイト企業化」です。
・残業を減らす
・テレワーク導入
・有給取得促進
・週休3日制
上記の内容を見る限りでは、自由な時間が増えていく傾向になります。
残業代がなくなり給料が減っていく可能性がありますが、無駄に残業をして体力を奪われるくらいであれば、空いている時間で副業をした方がいいです。
さらに副業ができる会社にいれば、それだけで無限の可能性があります。腕に自信があるのであれば、「年収アップ」「肩書き」のために無駄に転職に時間とパワーを使う必要はありません。