不動産投資だけでは不安なので、投資信託も始める

今日は東京も少し暖かくなりました。

暖かくなると花粉の季節にも入ってきますので、ますますマスクが手放せなくなります。

緊急事態宣言もしばらくは続きそうなので、個々に注意しながら生活していくしかないようですね。

株取引だけではストレスがたまる

先日、あるセミナーに参加をして興味深い話を聞きました。

不動産投資ですで安定的な家賃収入を得たサラリーマンは、賃貸用アパートを購入するまでは「株式投資」に夢中だったということです。

元々お金を運用して稼ぐということに興味があったのですが、最初に始めたのは「株式投資」でした。

ネット証券も手軽に利用できるようになってから、個別株を中心に始めたとのことです。

IT株を多く購入したことにより一時期大きく値を上げて、株取引の魅力にのめり込んでしまったのです。

しかし株取引は毎日株価が動きます。

値上がり、値下がりだけで一喜一憂する毎日に最初はゲーム感覚で過ごすことができたのですが、徐々にその生活に疲れてきたと言います。

実際には年間で10%近くの運用益が出たとのことですが、かなり時間と神経を使ったのです。

時間を使った割にはリターンが少ないと次の年からモチベーションが下がってしまいました。

そんなときに知ったのが「不動産投資」でした。

安定的に家賃収入が入ることは、株取引と比較しても非常にメリットがあったのです。

株を現金化し頭金としてアパートに完全にシフトしたということです。

不動産投資にしたら収益が安定した

同じ投資でも「株式投資(株取引)」と「不動産投資」は異なります。

「不動産投資」には「株取引」にはないメリットがあります。

  •  安定的な家賃収入がある(インカムゲイン)
  •  不動産を売却することができる(キャピタルゲイン)
  •  資産として活用できる

 

もちろんデメリットもあります。

不動産投資は株取引と違って少額で始めることができません。

銀行から多額のお金を借りないと始めることができないです。

銀行からお金を借りるには、それ相当の条件が必要になります。

しかし、お金を借りて始めることができれば、入居さえあれば基本は「ほったらかし」です。

家賃の回収や清掃、メンテナンスなど運用上必要なことはたくさんあります。

しかしそれも専門業者にお任せすることができます。

「お任せ」ができない物件は、エリアや建物に問題があると考えて良いくらい「ほったらかし」が不動産投資として最高の状態です。

先ほどの株取引で運用していた投資家は、この不動産投資のメリットにはまりました。

家賃収入という安定的な収益があるからです。

株式投資にも分配金というインカムゲインがありますが、投資金額に対しては「不動産投資」のほうが大きいのです。

その方は次々と投資用不動産を買い続けて、今では相当な資産家になっています。

再び金融投資を始める

そして最近、その家賃収入を再び、金融投資をすることにしたようです。

元々お金を散財する傾向の人ではなかったのですが、現金を貯め続けるだけではもったいないと感じたようです。

しかし、以前のような個別株を購入することはありません。

そうなれば、日々株価とにらめっこするようなストレスの毎日です。

結局、選択したのは積立購入による「投資信託」です。

投資信託は個別株と違って手数料が高いイメージがあり、証券会社が儲かるような感じです。

しかしノーロードといったような購入手数料の安いものや、運用時にかかる信託報酬が低いものもあります。

何よりも「ほったらかし」ができることにメリットを感じているようです。

そして投資信託で増えたお金をまた不動産に再投資するのです。

不動産への再投資は、新たに購入する資金(頭金)にしても良いですし、繰上げ返済に使うこともできます。

不動産投資以外のことも考える

以前までの「不動産投資」をする人は、不動産投資以外はあまり手を出さない人が多かったような感じがします。

今は、不動産投資だけではなく株式投資(個別株、投資信託、ETF)なども一緒することが必要ですね。

リスク分散ということもありますが、「お金を増やす」方法を少額でも良いので持っておいたほうが収入的には安定します。

仮にセミリタイヤを目標として1000万円を目指していたとします。

不動産投資で短期間で達成するには、最低でも5億円前後投資物件が必要です。

これは少しサラリーマンでは返済するなどのリスクがありますね。

同じ年間1000万円の収入を得るのであれば、不動産投資だけで実現しなくてもいいんです。

例えば、、、

年間1000万円の収入の内訳
  • 不動産投資:年間500万円
  • 株式投資:年間200万円
  • 副業(または週3日程度の仕事):年間300万円

生活をするうえで「1000万円も必要ない」というのでれば、よりハードルがさがります(これはFIREという考え方ですね)

何も不動産投資だけで全ての収入を賄えなくてもよいと考えれば、必須に物件をさがしたり、銀行に融資を受けるために相談しなくても良いわけです。